穴の開いた靴下は捨てないで!ワンちゃんのマフラーに変身します。
今回はついでに、ミシンで【ボタン穴かがり】もやってみます。
目次
靴下で犬のあったかマフラー
まずは、急に寒くなったからと言ってワンちゃんにダウンは早すぎます。
なので、首回りから暖めることにしましょう!
今回は使い古したくつ下を、リメイクでマフラーにします。
まずくつ下は基本、右と左で2本ありますね。
なので1本目は、首に巻く側で使いましょう。
履くときの入り口を輪っかに開けて、つま先部分を中につっこみます。
そして縫います。手縫いです。



ササっと縫い付けてあります。見づらかったですね。
ここまで、手縫いでOKです。
逆にミシンでは分厚いので縫えません。


手縫い用の針は、このセットが一番便利です。

・2本目の方は、胴体の脇の下にグルッと巻く部分です。
とめる部分にはボタンをつけようと思います。
JUKIミシンでボタンの穴を縫う
使うミシンはJUKIエクシードです。私のお気に入り。
・JUKIエクシードキルトスペシャル
このミシンに付いてくる【ボタン穴かがり押え】を使います。
実際この押えを使わなくてもボタン穴のかがりは出来ます。その方法が手動のやり方です。↓
手動ボタン穴かがりの場合
でもせっかく押えがあるので使ってみます。
自動ボタン穴かがりの場合
補助ベッドという箱の中に入っています。
開けて、さらに下の段にあります。
そして、自己流で使用させていただきます。
本来は、押えの向こう側から板の間へ生地を入れます。 同じやり方をする場合は自己責任でお願いいたします。 |
1・ボタン穴かがりの板を外す
※手前から縫いたい場合
写真の白いツマミを手前に引くと外れます。
外した板は、今回は使いません。
使い終わったらまた戻します。
2・ボタンのセット
これは、ボタンをセットするとミシンがサイズをセンサーで読み取ってくれる便利機能です。

この白い部分が左右に動きサイズを変更します。
右に当たるようにセットして、左のこの部分をスライドさせてボタンを押えます。

次は左。
しっかり押さえているか確認はしてください。
そして今回使うボタンは真ん中がへこんでいます。
そのようなボタンなどは、しっかりハマりません。
こういう場合は、裏返しにしてみます。
するとハマります。
ボタンのセットはOKです。
3・ボタン穴かがり押えをセットする
この部分をはめます。
カチッとセットできたら、押さえを上げて 下げてと1度やって安定させます。
次に、センサーのピンを左サイドにある穴へ差し込みます。
「ガチっ」としっかり最後まではめます。
画像のプラスチック部分まで。
銀のピンが見えてしまうのは半端です。
何気なくはめるとほぼ半端にはまっています。
なので 心配になるくらい硬めですが、半端にならないようにしっかりと奥まで差し込みます。
4・縫い方のミシン設定
糸を穴へ通して準備はOKです。
縫い始めがわかるように、糸は真横へ伸ばした方が良いそうです。


この位置がスタートですよ~のスタートラインだと思ってください。
これは、お好みで大丈夫です。
そして注意してほしいのが、【縫い始めが手前】~向こうへ向かって縫い進みます。
なので、布を置く位置を間違えないようにしてください。
スタートラインから向こうへ縫われていきます。
ボタンの幅を計算して布を置くようにしてください。
間違えると、とんでもない所を縫うことになりますので。
※普通地ニット用のミシン設定(おすすめ)
・ダイレクト模様
・No選択
・矢印の右を押して
・ボタン穴を選んで
・OK
・数字で1と0を押して【10】にする
これでOKです。
縫い目の幅と縫い目の長さはそのままでも良いです。
標準の数字は↓
普通の綿生地などはこのままでも大丈夫です。
ただ生地によってお好みで最高 幅5.5、長さ1.0まで設定できます。
今回のような分厚い生地は大きく粗目のこちらの数字がおススメです。
試しに縫ってみました。
こんな感じです。
最大だと粗い感じですが、冬の生地はこちらが良いです。
さて、セット完了したので縫ってみましょう。
まずは、ゆっくり縫いで亀さんスタート。
手前から縫い始めて、向こうへ縫っていきます。
その後、向こうからまた縫い戻ってきます。
ニット生地の場合は、手で軽く押さえてガイドしてあげた方がきれいに縫えます。
ガイドというか 平らを保ってあげる感じですね。
木綿やしっかりした生地の場合は放置しても平気です。
縫い終わったら、【糸切り】。
5・ボタン穴をカット
最後、ボタンを通す穴を開けないといけません。
リッパーを使います。
片方の縫い終わりの所に まち針をしておきます。
これ以上切ってしまわないように、ガードです。
2ミリほど手前がいいです。
次に反対側にリッパーを刺し込みます。
その刺す位置も、ギリ端っこにしないで2ミリ位内側が良いです。
そして、すくった分を前に押し切ります。
これを繰り返します。
このボタン穴は、ボタンを通して使っていくうちにだんだん開いてしまいます。
なので、穴は少し小さいくらいの方が後に頑丈だと思います。
ボタンをつけて完成
ボタンの位置は、犬の体の上側になるように付けます。
着せやすいですし、犬の負担も減ります。
もしお腹側にボタンがあると犬は違和感をおぼえます。
ワンちゃん的に、お腹周りはデリケートな場所です。
冬は丸くなって寝ますし、そこにボタンや布の重なりがあるとイヤです。
お腹周りはスッキリとさせておきたいです。

捨てようとしたくつ下が老犬ちゃんの役にたちました。
体型に合わせて、胴部分は2つの靴下をつなげて幅を増やしても良いですね。腹巻になります。
そしてこちら、老犬アルミちゃんは元気元気!
いつもありがとう。 by老犬アルミ
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