屋外犬の暑さ対策でアルミプレートをオススメできない理由

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こんにちは。

またこの暑さで。

犬の暑さ対策

皆さんのわんちゃんは、戦えていますか?
猛暑をなるべく軽減してあげられるように、人間がなんとかしてあげましょう!


早速ですが、ペットショップなどで売っているアルミ板のアルミプレート。

 

使ったことがある方も多いと思います。
裏に滑り止めもあっていいですね。

アルミプレートアルミプレート

 

結論から言うと、
外飼い(室外)のワンちゃんに使うのはオススメしません。

ペットアルミプレート

 

注意事項をよーく読むと、そのようなニュアンスの事が書いてあります。

犬アルミプレートアルミプレート

まず

「直射日光の当たる場所では使用しないで」・・・と。
いくらなんでも直射日光の当たる場所に犬はいません。
常識で、直射日光の場所で使わないですから、これは問題なくオッケーですね。

 

次に、室内使用か 室外使用かは書いていませんが、
「気温が35℃以上では涼感は得られない」とあります。
ってことは、室外生活の犬に使うのはアウトということです。

 

そして、「気温35℃以下の場所で使用するように」といっています。
室内で35℃とかありえませんから 室内での使用は余裕でOKです。

ただ室外は、気温が30℃や35℃以上になります。
なので実質、室外では使えないという遠回しの注意事項だと勝手に思っています。

ついでにいうと「35°以下での使用を」と書かれていますので
試しに30℃の室外で使ったら冷たさは感じませんでした。
35℃以下ですが・・・。

触った感じは、ほんのりあたたかい感じです。
犬が乗ったらもっと温度が上がるでしょう。
熱伝導が良いですからね。

犬の体温がそのままプレートへ移って、熱中症になる恐れがあります。

ペット熱中症

結果、【このプレートは室内用です】と書いてしまった方がいいですね。
外飼いの犬用に買ってしまった人が、がっかりしないで済むんじゃないでしょうか。
そして、勘違いや不満も減るような気がします。

(あくまでも個人の感想ですが・・・。)

ただ 使い方次第で、外飼いの犬でも少々効果がありました
というか、「外でも使えるんじゃないか?」的な方法がありました。

今回は、それをご報告いたします。(あくまでも自分流なので、自己責任でお願いいたします。)

アルミ板の特徴の熱伝導率

アルミニウムは、熱伝導率が鉄の3倍といわれています。
熱伝導がとても良くすばらしいです。

なので、

「アルミ板をわんちゃんに敷いてあげるときっと 冷たいんだぁ」

「これで犬が涼しくなるかも」

と飛びつきたくなりますね。

アルミプレート

実際のお店でも「商品を触ってみて」なんて設置して売り出しています。

それも、店舗内の冷房が効いた場所なので 触れば冷たいに決まっています。
商品のうたい文句にもなっています。

でも、これは涼しい室内だからです。
冷房が効いて、室内のその冷気をアルミ板が保冷のごとくアルミの面で受け止めます。
そして、冷たさが持続します。
これが熱伝導の良さです。

でもそうなると、逆に熱さも保たれてしまうのではないでしょうか。
灼熱の室外で使ったら、どうなんでしょう?

アルミ板の熱の伝わり方を体感で実験してみよう!と思います。
実験と言っても、私は素人なので 専門的な数字ではなんとも分かりません。
でも、体感なら お伝えできると思います。
なので、自分で感じとったままご報告いたします。
きっと、【わんちゃんの為になる】と信じて。

さっそく!

まずは

①室内で試してみました(冷房中)室内26℃

冷房の設定温度を26℃にしました。
アルミプレートを用意して置きます。

アルミプレート

手をしばらく置いておきます。

手がアルミ板に触れている部分は、体温が伝わっています。

アルミプレート

“ぬるい ↔ ひんやり” を 行ったり来たりな感じ。

 

手を置いていない部分に移動して触ると、室内の冷気が当たっているのでひんやりします。
気持ちいい感じ。

アルミプレート

冷たい空気がアルミ板にちゃんと伝わっています。

 

そのあと、15分ほど手を置いていました。
触っている部分の温度感ですが、あたたかいです。
体温が伝わっています。

少しズレると、ズレた部分だけ冷たいです。

寝返りを打った時だけ冷んやりする 布団の感じに似ています。
ジっと動かずにいると 冷たい感じにはならないです。

②室外で試してみました(犬小屋前の日かげ)気温34℃

室内から室外へ移動中に、アルミ板がすでに温まってきました。
直射日光には当てていません。
外に出てまだ5分弱ですが、体感で暑さがきついですね。

わんちゃんは、もっと暑いですよね。

扇風機は首振りで忘れずに。

 

ここで、もうすでにアルミプレートが熱いです。

アルミプレート

このまま犬に渡してもダメなのは見え見えです。
乗ったらきっと暑くなるでしょう。

という事で、外飼いのわんちゃんには使わない方が良いと思います(日かげでも×)
外気温の熱伝導で、きっと34~35℃、またはそれ以上になるでしょう。
「それに乗って寝なさい」なんて、絶対言えません。

結果このアルミプレート、

【このまま】使うのなら  外飼いのわんちゃんにはオススメできません。

 

しかし、あきらめない!
このまま使わなければいいんじゃない?

ペットアルミプレート

わんちゃんが氷まくらにしている
 “自作の保冷剤入りのまくら” と合体させてみましょう。
※自作の保冷剤入りまくらの過去記事は →こちらです

保冷剤入りまくら

 

アルミプレートの端っこ半分に、保冷剤まくらを置きます。

アルミプレートと保冷剤

これを犬小屋にセットします。

アルミプレートと保冷剤

乗ってくれるかな~

臆病なアルミおばあちゃん。

 

アルミプレートと保冷剤

落ち着くまで、しばらくほっときましょうね。

警戒中~

 

アルミプレートと保冷剤まくらのコラボ結果

さて、そろそろ1時間なので見てみましょう。

アルミプレート

実は、今まで寝ていたのですが いつもの熟睡ではないようです。
カメラを向けるとすぐ起きちゃいました。

まだ警戒中な感じ?

 

次は、プレートをチェックしてみます。

アルミプレートと保冷剤

写真でわかりますか?

冷たさが伝わって、プレートの表面が白くなっています。

アルミプレートに保冷剤

なんだか、冷えすぎなくらい冷たいです。
冷たすぎて寝られなかったかな?
冷えすぎちゃったかも・・・です(汗)

 

“保冷剤まくら” をどかしてみました。

アルミプレートに保冷剤

冷気というか、冷たさが全面に伝わっていました。

 

アルミプレートの裏面も 白い冷たい部分が分かるでしょうか?

アルミプレート

冷たさはバッチグー!です。

熱伝導がここで活きました!
※保冷剤の注意事項は→こちらの記事にあります。犬の生死にかかわるので、十分注意してください。

暑さ対策に氷まくら&アルミ板の組み合わせは悪くない

なんだかくだらないと思うでしょうが、至って本気です。

この猛暑で、どうしたらワンちゃんが少しでも涼むことができるんだろう。
何をすれば、少しでも暑さが和らぐんだろう・・・と。

犬の熱中症対策

前回の記事でも触れましたが、室内に入れることが困難な犬もいます。
※前回の記事→室外犬の暑さ対策

 

高齢犬になって、室内へ移動のストレスは 命にかかわることもあるんですね。
だから、環境を変えずに夏を乗り切る方法を模索しています。

 

今回のアルミ板に関して、結論は
室外犬に使う時は そのまま使うと逆に熱くなり、暑い
冷たいものを密着させて 熱伝導でひんやりさせる
という感じになりました。
※アルミプレートは、すのこタイプではなく1枚の板状タイプです。


が、

続きがあります。
このあと、2時間後です。
アルミおばあちゃん。

アルミプレート

アルミちゃんが、隅っこに移動していました。
悲しい顔にも見えます。

冷えすぎ?
冷たすぎて動いたところのようです。

冷え過ぎは体に悪いので、今日はこれで終わりにします。
いつもの “保冷剤入りまくら” へ戻しましょうね。

保冷剤入りまくら

すぐ ぐっすりです。

良かった。

 

室内でアルミプレートを使うのは、まぁまぁOK

このプレートは、表面がツルっとしているのでそれが嫌いなわんちゃんもいると思います。
なので、使う時はストレスにならないようにしてあげてください。
“ツルっ” が嫌な場合、板に薄い布やガーゼを敷くか 巻くか するといいです。

そして、保冷剤まくらを使用してアルミプレートに布を巻く場合は、布がプレートの水滴を吸います。
結果、意外と巻いた布が濡れてしまいます。
なので、室内は保冷剤は使わない方が良いです。

そして再度、扇風機は必ず首振りで回してください。
わんちゃんが危険になったり、冷え過ぎないように、管理もマメにお願いいたします。
(自分流ですので、自己責任でおねがいします)

 充電式コードレス小型扇風機

 

結論、

アルミプレートを室内で使う時”は、そのまま普通に使ってください。
冷房が効いているなら、保冷剤まくらもいらないです。
室内の温度が伝わって、普通にひんやりしました。
ただ、アルミ板でジっと動かないと温まって微妙ですが 動けばひんやりしていました。

Yahoo!ショッピングで「ペティオ・クールアルミプレート」を検索

 

以上、室外生活&室内生活のわんちゃんの参考になれば幸いです。
最後までありがとうございました。

★気をつけて!最新のエアコンが愛犬を危険にさらす?の記事は → こちら