ふらっとろっくとバインダーに頼らないで簡単にパイピング

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なんだか今年も突風やらゲリラの日が多く、憂鬱な日々が続いています。
きっと地球が怒っているんだわ。
そして深い 深ーーい森の中の事務所。

怖いわぁぁ~~(TДT)

道は狭いし、木がバシバシ降ってくるし・・・。

普段はこんなに穏やかですてきな森なのに。

森の中

ニュースで大型車が飛んだとか、家の屋根が飛んだとか色々やっていると、オンボロ事務所も吹っ飛ぶのではないかと 不安にかられます。

穏やかな森

ある時は、こんな鳥などが迷い込んでいたりするほど のどかな森が。

あんなになるなんて~!(危ないので写真はありません)

森の鳥

なんでしょうね、この鳥さん?
烏骨鶏(うこっけい?)?
突然あらわれて。

頭が真っ黒でしたが。

 

 

そして、この写真はサギ?森の鳥

ミラーに映りながら、飛び立ってしまった。

サギ?

サギかな~?
住宅街に?

 

唯一、ワンちゃんの服を作っている時が 穏やかな時間です。

ふらっとろっくを使わずに犬服のすそにパイピングをしよう

パイピングとは何?

生地のすそ部分にバイアステープ(斜めにカットした布テープ)を挟み込んで、ほつれないように縫いこむ方法をパイピングと言います。
もうひとつの言い方のパイピングは、コードを入れて縫うパイピングコードです。
今回は、このコードを縫いこむ方法ではありません。
パイピングの得意なふらっとろっくも使いません。

ミシンでパイピングロックミシンは使わないで、実用ミシンで犬服のすそにフチを縫い付けます。

今回使う実用ミシンは、“HZL-FQ65”JUKIです。
これで、犬服のすそ部分のフチテープをアナログな感じで縫い付けていきます(パイピングをします)

※布のカット部をジグザグ縫いか裁ち目かがりで処理すれば、ロックミシンを使わないで実用縫いミシンだけでも仕上げることが出来ます。ぜひ!

自分流ですのでご了承ください。

やよい

色はピンクの服ですが、モデルは男子のやよい君です。

 ゆううつと悪天候の不安と戦いながら ワンちゃんの服を何点か作っておりました。
ひとまず、その中の1点をご紹介です。

実用ミシンでパイピング

 ↑ 春夏用の犬服は、秋冬用と違って生地がとっても薄いです。
ワンちゃん自身もサマーカットの時期で、毛の量がだいぶ減ります。
なので1~3センチ前後、生地を小さめに作ります。
ピンク生地の下の白い部分が秋冬用の型紙で少し余りますね。

 

↓次は前胸の部分で、上は秋冬用の型紙。
下が今回の春夏用の型紙。

よ~く見ると ウデ / 首の角度と長さ・胸の長さ・ 胴回りの長さなどが違います。

犬服型紙

 

すそに使うフチテープ生地の準備

犬服パイピング

生地はなんでもOKです。
今回は 
頂いた古着のTシャツ、深緑。
自然でいい感じに色が抜けています。
これを好みの幅でカットして “すそ” のフチ回りに使います
(バイアステープと言われる物の手作り版です)

黄色いラインの部分は、ロックミシンでほつれ止め処理をしました。
そこは少し縮むように縫います
(実用縫いミシンの場合はジグザグ縫いか裁ち目かがりです)  

少し縮むように縫う理由は、そうすることで内側が伸縮して丸いすそ部分がゴワっとしません。
(実用縫いの場合は写真のようにはなりませんが、大丈夫です)

ちなみに、糸取物語(ロックミシン)で今回の縮み縫いは 1.8の所にツマミをもってきました。   

糸取物語

糸取物語が万能で便利

【ちょっと余談ですが】

この糸取物語が来てからは、 犬服の完成度が劇的にアップしました。
日本製のミシンだっていうのはもちろんですが、性能の満足度と 納得なお値段だと思います。
一番のおすすめポイントは糸通しがエアスルーだし、針糸通しが楽なので、簡単!
ということは、
「糸替えが面倒だから同じ色で縫っちゃえばいっか・・・」
のような気になりません。

糸色を換えてみて色んな糸で遊べますし、デザインできます。
ロックミシンでお悩みの方はおすすめです。

Yahoo!ショッピングで「糸取物語BL-69WJ」を検索

他にも高性能で、高級で、色々な機能が1台に満載なロックミシンもあります。

でも万能なその1台で色々やろうとするとその都度、
針はこうして・・・とか、
糸はこれで・・・とか、
設定はこうで・・・と
毎度設定変更をやらないといけません。
そして結局、縫い初めまで時間がかかります。

これが意外と面倒なんですね。1台で何十万って金額も痛いですし。

だったら1台1台は高価ではないけど、このミシンはこういう使い方!
こっちの使い方はこれ!!
と、決めちゃった方が自分の体の移動か、糸の交換くらいの手間ですみます。
置き場所があるなら個人的にはこの方がおすすめだと思います。
職業場のミシンみたいな感じですね。

以上、長い余談でした。


フチテープ生地の処理

さてさて話は戻ってフチの処理 、アップ画像(ロックミシンの場合)こんな感じです。

フチロック

片方だけほつれ止めとしてロックミシンか、なければジグザグ縫い or 裁ち目かがりをします。
(※伸縮性のある生地なのでジグザグ縫いで良いかと思います。伸びない生地は裁ち目かがりが良いでしょう。)
これは、ねーさんの自分流なので自己責任ですね。

ただ、今回これからご紹介する方法だと 色んな生地でできるんです。
少々厚い生地や薄いニットなど、ふらっとろっくのバインダーでは通らなくて縫えない難しい生地などを使うことが出来ます。

なので参考になればとうれしいです。

犬服のすそにフチテープを縫い付ける方法(アナログ編)

まず、表どうしで合わせるのですが(中表) ロックミシンでほつれ止め処理をしていない側を縫います。

↓ 黄色いラインはほつれ止めの処理がしてある側です。パイピングの縫い方

上の深緑の生地だけひっぱりながら縫います。
ピンク生地はその流れで縫って大丈夫です。

こんな感じになりました。パイピングの縫い方

 

次は、裏返してさっきの縫い目のラインに深緑の生地の端っこを合わせます。
だいたいで平気です。パイピングの縫い方

 

右から好きな幅で縫います。
できれば画面左側(本体側)の初めの縫い目ラインに寄っている方がいいかもしれないです。
まぁ、右側(すそ端っこ)からの距離幅が平行に合っていれば大丈夫
これは表側の仕上がりラインで見えるところ幅になりますので。パイピングの縫い方

 

 

こんな感じです。
簡単ですよね~
何度も折り返したりしないので生地合わせも軽い感じです。
裏側の部分はロックミシンか、なければジグザグ縫いで処理しているのでほつれにくいです。
だからダダーって縫っちゃえばいいですよ。パイピングの縫い方

 

 

でーきたっ。犬服迷彩柄

いい感じですね。

犬服パイピング迷彩

 

やよい君の着ていたピンク。

迷彩ピンク

フチ部分や首周り、そで回りなどは、着なくなった服で作った方が世界にひとつな感じでいいですよ。
しかも、誰ともかぶらないし!
やっぱり散歩中にほかのワンちゃんと同じ服だと、なんか気まずい感じしません?
・・・ねーさんの考えすぎかな(^_^;)

モデルはやよい君です。

やよい君 はホント、おとなしい子でした(⌒-⌒)ありがとう。

やよい君