こんにちは。
先日、ギャザー(フリル付け)の練習をしましたね。
※セパレート押え→こちら
さっそく実践で犬服を作ってみましょう!
ただ、
ねーさんの所は、男の子です。
※やよい君、卓上に見つけたおやつをガマン中。
この子にフリルが似合うかどうか・・・。
ちなみに、はるお君はフリルは似合う。
いい感じ(^_-)
女子~!のよう。
かわいいですね~
今回の犬服は、真夏仕様です。
こだわりのスプラッシュメッシュ生地
この生地はスプラッシュメッシュです。
夏の犬服にベストな機能でとてもおすすめです。
生地は軽くて涼しいので、ワンちゃんの負担も少ないです。
そして、まずはいつものように、意味を調べて知っておきましょう。
スプラッシュとは
辞書によると、
人や物に水や泥を “はねかける / はね散らす” と言う意味とのこと。
おおまかに、液体が飛び散るという事のようです。
スプラッシュという事で、糸に撥水処理がされています。
防水ではなく、撥水(はっすい)の方です。
余談ですが防水と撥水は だいぶ違うんです。
自分流ですが、防水加工と撥水加工の違いを先にご説明いたします。
防水と撥水の違い
防水(ぼうすい)加工とは
防水は、水も空気も通りません。
素材の表面にコーティング(塗布)やフィルムのようなものを接着(ラミネート)させた物です。
ずーーっと水をかけても、穴や破けがない限り濡れたりはしません。
雨の中ずっと立っていても、濡れません。
ビニールをかぶっている感じです。
※近年は、水は通さず空気だけ通る加工の防水もあります。
撥水(はっすい)加工とは
撥水は、おもに弾く(はじく)意味で、 水や空気は通ります。
水は通ってしまうといっても、瞬時にぶっかけた水のようなものは ちゃんと弾きます。
でも、ずーーっと大量の水が当たり続けたら水分は浸透してしまいます。
撥水加工の “弾く” という効き目が薄くなってしまうからです。
例でいうと、
雨の中ずっと立っていると、生地にジトーっと水が浸透します。
雨の中、俊敏に動いたり駆け抜けると弾いて濡れづらいです。
の感じです。
それでも、撥水スプレーなどをかければ復活します。
ただ、それも永遠ずーっとではありません。
防水加工と撥水加工の違いを簡単にご説明いたしました。
今回の犬服のスプラッシュメッシュは、撥水(はっすい)のはじく方です。
雨の中、長い時間雨を防水することはできません。
ずーーっと散歩すれば水が浸透します。
ただ汚れが付いても弾きやすいので、雨上がりなどにはおススメです。
泥はねが落としやすいかな~と思います。
夏の散歩は、通気性がほしいのと害虫の飛び移りの早期発見対策で、このメッシュがいいですね。
【夏の犬服】フリルを縫い付ける
さっそくこのメッシュ生地で作っていきます。
表と裏は、よーく見るとデコボコが違うので分かりやすいかと思います。
いつものように型紙に合わせてカットします。
ただ今回は、フリルを付けるのでフリルになる生地も用意します。
フリルになる生地は、本体の土台生地の2倍長さが必要です。
生地素材は、薄い生地の方がギャザーが寄せやすいと思います。
そして、使うミシンの押えはセパレート押えです。(ベビーロック糸取物語)
セットできたら、フリルになる生地を置きます。
おもて面が上です。
ここでねーさんの場合、フリルになる生地だけで縫い進めてしまいます。
3~5センチくらいです。
これは先日も記事で申しましたが、自分流なのでお好みでどうぞ。
※セパレート押え→こちら
次は、本体の生地を差し込みます。
うらが上面です。
ここで、なんだかオレンジ生地が白黒ボーダー生地にくっ付いて進みません。
摩擦?
生地の素材によって進まないときは、目打ちで少しづつ進めます。
これで生地のセットは完了です。
あとは、練習のとおり縫っていきます。
縫い進めていって、最後はフリルになる方の生地が少し余るくらいが安心です。
今回の場合は白黒ボーダー生地の方です。
なぜフリル生地を余らせるくらいにするかというと、
最後まで縫ってきて生地が足りないと
こんな感じになって気持ちが折れます。↓
フリル生地をケチったのだ;
でも、大丈夫(^_-)V
継ぎ足して、フリルができたOK!
フリルすそのラインは“ざっくり“と
次は、フリルのすそを決めます。
いつもの犬服を上へ重ねて、“消えるペン” でなんとなく書きます。
フリルの場合、きっちりしたラインでカットしない方が可愛いいです。
なので、神経は使わなくて大丈夫!
技術がある方なら、波線で仕上げてもかわいいですよ。
ピーターパンのように(^_-)
よこ半分に折って
好きな長さに たいだいな感じで、
書けました。
ザックリです。
・レオニス自然に消えるチャコペン
フリルのすそは巻きロックで軽い仕上げ
それでは、ロックミシンで標準巻きロックをしましょう!
※標準巻きロックのしかたはこちらでご紹介しています。→こちら
巻きロックも、ザックリと切りながら縫ってしまいましょう!
ちょっとくらいズレたって、気にしない。
・・・けど、ザックリすぎて失敗してしまいました(p_-)
というか、ミシンの進む流れを見守らず、生地を少し引っ張ってしまいました。
ミシンの進む流れを見守らないと、こうなってしまいます。
という、悪い見本ができました;
ちなみに、
いつもの縫い合わせの進み方より、少し遅い感じですので 進む流れを見守りましょう!
さてと修正方法はそのまま切りながら また巻きロック!
フリルはこれが出来るから良いわ。
で、すその標準巻きロックは完成!
※このあとは、いつもの手順で仕上げの縫い合わせをしていきます。
冬服ですが、参考の記事はこちらです→アンチピリング加工・・・
スプラッシュメッシュ&夏フリルの犬服完成!
出来上がりました。
フリルの縫い合わせですが、グリーンは仕上げにジグザグ縫いをしてあります。
オレンジは、縫い合わせをしたままで 仕上げは縫っていません。
これは、お好みでどちらでも良いと思います。
今回お試しで、縫った物と縫わなかった物と 2種類作ってみました。
仕上げの1本を縫わない方(オレンジ)が、縫い合わせ部分がフワッとしているように見えます。
ウラ側が、こんな感じだからでしょうか。
ねーさんは、仕上げを1本縫った方が好きな感じです。
まぁでも、どちらもワンちゃんの負担は少なそうなので良くできました。
夏におすすめです。
【左】やよい君【右】はるお君
男の子・・・でした。