やっかいなファー生地の簡単な縫い合わせ方

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ファー生地(フェイクファー)って使うたびに思います。
量産で大量に扱っている工場などは、みなさん鼻がムズムズしないんでしょうか?

すっごく特殊な設備があって、バーーって吸ったりして空気がきれいなんでしょうか?
見学してみたいです。

犬はるお

わたし、ダメですね~
顔の周辺がもやもやして、マスクをしても鼻がムズムズしてくしゃみが止まらないです。
でも、ファーは出来上がるとモコモコですっごく可愛いですよね。
ファッションでも1ヵ所入っているだけで オシャレに見えますし。
やっぱり外せない生地ですよね。
季節がら またファー生地を扱いたいので ムズムズに負けないように頑張ります。


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前回のファー生地の時の続きで、今回は
【ちょー手抜きな方法でファーの縫い合わせをきれいにする方法】です。
ロックミシンと普通の実用ミシンであっ!という間に縫い合わせたいと思います。
※すべて自分流ですので、あたたかい心で見守ってくれるとありがたいです(^_^;)
前回の “少しだけ大変な方法” はこちらです。


≪そのまえにおさらい≫

ファー生地のカット方法

ファー生地は、ケバケバを切らずに土台の布の部分だけをハサミで切ります。
裏返しにして浮かせながら切ると簡単ですよ。

ファー生地をカットファー生地カット2

切れました。
今回は、このまま続けます。
ケバケバが残っていますがあえて進めます。

そうそう、掃除機とキャッチブラシの準備も忘れずに!

Yahoo!ショッピングで「三菱電機キャッチブラシ」を検索

 

超手抜きの方法

まずは、ファーの流れを確認しましょう!
すべてのファー生地ではないですが、流れがあるものもありますので。
確認できたら、この黄色い部分のファー生地を そのまま糸取物語(ロックミシン)で切りながら縫ってしまいます。

ファー生地流れファー生地

なーーんにも考えず、ダダッーーって切りながら縫って大丈夫です。
このとき、ファーがある面を上にします。

躊躇(ちゅうちょ)すると ケバケバが絡まりやすくなるので考えずにダダッーーっと。

ファー糸取物語ファー生地

これを2枚合わせて縫うだけです。
(ファーの流れの向きに注意しましょう!前回は、間違えてしまったので;)

このとき、上のファー生地と下のファー生地は 必ずズレます。
そのズレ防止で、研磨紙か アイロン定規などを挟むと良いかもしれません (自己責任でお願いいたします)
一応、過去にご紹介していますのでよかったら見てみてくださいネ(^_-)

・研磨紙をはさむ記事こちら
・アイロン定規をはさむ記事こちらです。

ファー縫い合わせ

縫い合わせは、普通に直線縫いです。
ただ、送り目の長さですが私は3.2にしています(3.2~4の間)
間隔は広めが良いです。

送り目の長さが狭いと 後でファーが引っ張り出せませんので注意。↓↓

送り目ファー縫い合わせ2

はい、縫えました。

表に返したら、目打ちや指先などでケバケバを引っ張り出して完了。

ファー生地ファー生地

うん!手抜きがバレずに キレイ(^_-)

 

そして、今回の場合は 空環(からかん)は縛ってしまいましょう。
この縛っちゃう方法は、縫い合わせの箇所に厚みが出ても平気な物しか使えません。

繊細なグッズにはちょっとゴワついてイヤな感じかもしれません。
ケバケバをまったくカット処理せず、ロックミシンの糸で押えてしまっただけですので、厚みが出てしまいます。


超手抜きの方法

次のチョー手抜き方法は、先にファー同士を縫い合わせてしまいます。
これは、ロックミシンが無くても出来ます。

ファー

そして、このまま縫い合わせると99%ズレます。
なので相変わらずこれを使います。

まだ秘密兵器の研磨紙がみつからないので、アイロン定規で代用です。

アイロン定規アイロン定規

※再度、メーカーさんに怒られるといけないので小さく注意喚起です。
本来の正しい使い方をしましょう、これはアイロン定規です。
無い場合に研磨紙を使っていますが、自己責任でお願いいたします。

ファー

縫えましたね。

 

これを表面にすると、まだ境目がはっきりと分かっちゃいますね。ファー

そのままウラにします。

縫ったところを開きます。

ファー

そしてウラ面ですが、ここにケバケバがいっぱいですね。
これがあると ぶ厚くなってゴワゴワなので、はさみでカットします。

ケバのカットは、曲がり刃がおすすめ

下の写真、右の黒いはさみが “曲がり刃” です。
刃先が上へ向かって曲がっています。
間違って土台の生地まで切ってしまうミスが減りますし、カット自体が楽です。
なので、こういうときにはおすすめです。

曲がり刃ファーカット

そしてカットは、縫い合わせたところまではいかなくても、なんとなくケバケバの量が減ったかな~くらいで平気です。

ファーカット後

次にウラにして開いて、この端っこの始末を、裁ち目かがりをします。
もし持っているなら、ロックミシンで縫っても楽です。

ただ、それを縫わなくてもいい場合もあります。
それなら、縫わないで完了です。
ケバケバのゴミは、掃除機で吸ってきれいにしましょう。

ファー掃除

そして、表側にして目打ちなどでケバケバを引っ張り出します。

なでるだけでも出てきますので、あまり強くやらないでください。

目打ちファー

ちなみに、カット後の始末をきちんとやるなら(裁ち目かがり)こんな感じです。

断ち目かがり断ち目かがり

黄色いラインの部分だけ縫いましたが、反対側も縫います。
すると、少しまとまった感がでます。

そして、裁ち目かがりの送り目の長さなどは、こんな数字にしました。
少し広く、荒い感じ。

断ち目かがり目打ち

仕上げは、目打ちでツンツン。

ファー

はい!出来た。
縫い目は目立っていないから成功ですね。
雑ですが、簡単でした。

以上です。

※よろしければファー生地で作ったボトルホルダーもご覧ください、こちらです。