愛犬が死んでしまったあと。
まだ、涙も乾かないうちになんて冷たい人と思うでしょう。
でも泣きながらでも、この【犬の死亡届出書】は出さないといけないんです。
大好きだったからこそ、きちんと最後までやらないといけないんです。
ずーっと一緒に生活してきたワンちゃんのためなんです。
そもそも、犬を飼い始めたときに役所か動物病院で犬の登録をしていると思います。
ということは、死んでしまったら登録を抹消しなければいけないんです。
あえて抹消といいましたが、これが【犬の死亡届出書】です。
※残念ですが法律では物の扱いなんです((+_+))。。
ただ、お役所の書類に “死亡” という言葉を最後に使ってくれているのが、物ではなく“命”だったと認めてくれているんですね・・・と 勝手に解釈しています。
せめてもの救いでしょうか。
そしてこの死亡届出書を出さないと、毎年 犬を登録した住所地のお役所さんからハガキが届いてしまいます。
狂犬病の注射の案内です。
ずーっと届くそうです。
**余談ですが**
ずいぶん前に聞いた話で、「愛犬が死亡したのになんでいつまでもそんなハガキを送るんだ!」と役所に問い合わせをした人が、逆に言われたそうです。
「そうですね、犬が27歳はどうかと思う。きちんと死亡の届けをだしてくださいね」と。
そうです、意外と知らない方が多いらしいです。
(地域によっては何年かでハガキを送らなくなるともいいますが。)
でも、お役所さんはこれがお仕事ですもの。
届けがなければ何十歳でも何百歳でも?ハガキを送らないといけないんですね。
ということで、大好きだったワンちゃんのためにきちんと死亡届けを出しましょう。
・・・なんて口では言ってはいますが本当は「こんな死亡届けの説明なんてずっと先の話よ~」と思っていました。
身近に老犬君がいるけど、まだぜ~んぜん生きるし。
なんて・・・。
説明もご紹介もする気なんてありませんでした。
でも先日、お隣の自動車鈑金塗装やさんのナット君が(15歳)老衰で急に亡くなってしまいました。
この子はその昔、わたしが連れてきました。
だから、もちろん責任もあるし その前に可愛くって大好きだった。
これはどんなにつらくても、認めたくなくても 誰かがやらないといけないんですね。老犬ナット①
そして、その死亡届けの方法をもっとたくさんの方に知ってほしくて、あえて記事にさせていただきます。
大好きだった愛犬のためです。
犬の死亡届出書【千葉市の場合】
まずは、ねーさんのいる地域の書類ですので参考になるか分からないですが、ご説明いたします。
千葉市の場合3パターンあります。
(1)役所や関係愛護センターなどへ行き直接提出する方法
(2)次回の狂犬病注射の集合注射会場で届ける方法
(3)インターネットで電子申請する方法 ≪おすすめ≫
(1)役所や関係愛護センターなどへ行き直接提出する方法
※関係各所へ行けば親切に全部教えてくれるので省略します。持っていくものだけ記載します。
【用意するもの】
・亡くなった犬の鑑札(生涯1個のもの)・・・・紛失の場合はいらない
・亡くなった犬の注射済票(毎年もらうもの)・・・紛失の場合はいらない(あるなら亡くなった年の物)
そして、お住まいの地域の役所ホームページから【犬の死亡届出書】をダウンロードしプリントして、
①あらかじめ記入して用紙と鑑札と注射済票を持っていく方法 と、
②鑑札と注射済票だけ持って、現地(役所)で用紙をもらい記入する方法
のどちらかで申請できます。
一応、役所から毎年届く狂犬病注射の案内のハガキがあれば持って行った方がいいかもしれません。
すべて記載されているので現地で記入する時に戸惑いがありません。
記入時に登録の内容と違うと面倒ですから。
なければ、かかりつけの動物病院などが管理している場合があるので聞いてみましょう。
(2)次回の狂犬病注射の集合注射会場で届ける方法
次回の狂犬病注射の案内ハガキが届くのを待ちます。
届いたら、ハガキに記載されている最寄りの集合注射会場へ行きます。
地域の公園などに会場があることが多いですね。
ただ
うーーん、たくさんのかわいいワンちゃんもいるし・・・。
色んな意味でつらくなるので、わたしにはちょっとこの方法は無理ですね。
そして、ここへ持っていくものは、
届いた狂犬病の注射のハガキと朱書きできるものだそうです。
朱色で書く?
朱肉の色ですね。
さすがに、やったことがないので電話で聞いてみました。
ようは、集合注射会場で朱色の書き物で “死亡した” とハガキを訂正変更するためだそうです。
「赤色じゃダメなんでしょうか?」
と聞いたところ、はっきり大丈夫とは言えないそうです。
決まりなので朱色のようです。
そうですね、お役所ですし その方の立場もありますものね。
それ以上は聞きませんでした。
多分ですが、競馬などをやる方が耳にかけていそうな、青と朱色の色鉛筆で良いんではないかと。
というか、普通の赤ペンやボールペンで出来たって方もいるようです。
※地域で違うかもしれないので確認してください。
(3)インターネットで電子申請する方法 ≪おすすめ≫
こちらがおススメです。
「千葉市電子申請 犬の死亡届」とインターネットで検索するとトップに現れます。
それをクリックします。
↓ 電子申請
↓ こんな感じの画面が出ます。
始めの(1)の直接提出する場合の用紙と内容はほぼ同じです。
“必須” のところを打ち込みます。
事前にハガキを準備しておくとスムーズです。
(これは、毎年届くはがきと同じ内容を打ち込みます。)
鑑札&注射済票は紛失でOK
次に、表の下の方にある
【鑑札の添付】【注射済票の添付】は紛失の場合はそこにチェックをいれます。
(ちなみに “紛失” にチェックしないと郵送の必要があります)
この鑑札ですがナット君は見当たらないので、紛失にしました。
注射済票は電話で問い合わせたところ、
「電子申請の場合は、郵送なり提出などをしてもらうのが困難の場合が多いので【紛失】にチェックをして大丈夫です。」
とのことです。
自分で処分するか、ワンちゃんの記念に持っていたい方も多いからだそうです。
なので、記念に持っていたい気持ちが強いので
「持っていてもいいですか?」
と念を押したら「それならば」と回答いただけました。
ということで、堂々と【紛失】にチェックを入れて最後に内容を確認します。
OKならば、左の【申し込み内容確認】。
後でもう一度記入や確認をしたい場合は右の【申し込み一時保存確認】を選びます。
確認が終わったら最後に送信して完了です。
簡単です。
念のため印刷をした方が、後日なにかあった時にトラブル防止になると思います。
その後すぐに、到達通知というメールが届きます。
あっ、そうそうひとつだけ担当者から注意事項ですが、
「鑑札も注射済票も各ワンちゃんのものなので、他のワンちゃんには使用しないでください」
とのことです。
そんなの当り前ですが、言わないといけないんでしょうね~
担当者の方、とても親切にありがとうございました。
これで飼い主さんの最後の手続き(義務)は 完了です。
そして、ほんとうのお別れです。
ワンちゃんも やっと飼い主さんの心の中で安らかに過ごせると思います。
ありがとうございました。