前回に続き、世界にひとつのブックカバーの作り方をご紹介いたします。
生地を2枚合わせる【Bタイプ】
前回のAタイプとほとんど変わらず、とっても簡単なので持っている本のすべてに作っても良いかもしれません。(前回のAタイプ1枚布はこちらです)
ということで、予定どおり始めます。
材料の準備
好きな生地を2枚用意します。
これは、表側用と内側用です。
生地は、家にある着ていない服やタオル、ハンカチ、ビニールの手さげ、皮のかばん・・・などなど、何でも良いのが楽しいですね。
画像の生地は、白色=内側 柄物=表の外側 で使用します。
ゴワゴワしないように内側の生地は薄い方がいいかもしれません。
でも、2枚とも厚くても大丈夫です、本がちょっとデブちんになるだけですので。
接着芯は、使っても使わなくても良いです。
表紙がしっかり硬めの方がいい方は、表側の生地だけに貼ってください。
お好みで。
絵心に不安の残る ねーさんの型紙と生地の準備です。
生地をカットする
今回は2枚を合わせて縫うので、ブックカバーを開いた時の実際のサイズ+右と左の両サイドにそれぞれ1センチの縫いしろを設けます。
上面と下面は実際のサイズより、1.5cm~2cmづつ縫いしろをとります。
そして、布に定規を当ててロールカッターで切ります。
その2枚の生地を合わせます。
中表 (なかおもて) といって、布の内側が表どうしです。
縫い合わせのしかた
2枚を合わせたら、周囲をぐるりと縫います。
1センチ幅くらいで縫い合わせるのですが、全部ではなく少し縫わない場所をつくります。
これは、現時点では内側が表面になっているので、その表面を外側に出すためにひっくり返す用の出口のような箇所です。(赤い所↓)
黄色のラインは、ぐるりと縫うところで、赤い矢印の幅は縫わないところです。
※縫わない部分は8~10センチ位あればよいかと思います。
ちなみにオレンジの矢印ですが、4カ所の角をカットするとひっくり返した後にゴワゴワ感が減ります。
そして次は、縫わなかった部分から手を中に入れて、布を引っ張り出しアイロンをかけます。
↓ ここで、さっき縫っていない部分が気になりますが気にしないで平気です。
↓ アイロンをかけて、ピタッとさせておきましょう。
ここで手抜きポイント!
1枚布のときは、裁ち目かがり(ほつれ止め)を生地のカットした面に縫いました。
でも、今回の2枚合わせの場合は縫っていません。
なぜなら、今回は内側へ入ってしまいますし、1本仕上げのラインを縫いつけますのでほつれ止めはしません。
それと2枚合わせで裁ち目かがりをしてみたら、仕上がった時にそのラインが重なるんです。
結構ぶ厚くなって、糸のゴワゴワ感も出てしまいました。
なので、2枚合わせの今回は裁ち目かがりをしていません。
それからさっきの、表面を引っ張り出した 縫っていない部分ですが、本当は縫い合わせます。
ただ、後でまた縫う場所なので今は縫わないで放っておきました。
以上、手抜きでした。
アイロンで仕上げていこう
表紙を入れ込む両サイドのところにアイロンをかけます。
このとき、どんなに寸法をしっかり測って作っても相手が布ですので、いじっている間に伸びたり縮んだり型が崩れたりします。
なので、やっぱり確実に本に合わせるには巻いちゃいます。
そして、印をつけてアイロンをかけます。
折り目などに爪であとをつけて、ゆっくり本を外します。
そして、アイロンをかけます。
ちなみに、下の黄色の矢印が縫っていない部分です。
あとでちゃんと縫い付けるので安心してください。
最後は、だぁーーっと端から端まで1本ラインで直線縫いです。
端っこから、2ミリから3ミリくらい開いていれば表紙は入ると思います。
心配な方は、前回の記事を参考にしてください。→こちら
黄色の矢印部分が意外と繊細で絶妙なんですよね~。
開きすぎると表紙がゆる~くなるし。
はい、出来ました。
縫いズレは生地の色や柄でカバーできる
**今回の失敗**
そして、失敗してしまった部分です。
調子に乗って、だぁーーなんて1本ラインを縫ったら、ズレてしまいました。
出っ張っていますね(^_^;)
以後、気を付けます。
皆さんも悪い手本のこんな風にならないように、簡単だからって気を抜かないように気をつけましょうね。
この件につきましては、内側の布も柄物にするか、単色の濃い色の布にするかで解決します。
柄どうしなので、ズレてもここまでは目立ちません。
そうすれば、だぁぁ~って縫ってもあまり気を使わないで大丈夫です。
ぜひお試しください。
簡単ブックカバー Bタイプ2枚布でした。
また次回よろしくお願いいたします。
【Cタイプ】自分のオリジナルプリントでブックカバー作り!です。
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