私もだいぶお歳をとってきました。
すると、長い生活の中で使えなくなるものも増えていきます。
これが、なかなか処分できないんですね~
皆さんもそうかと思います。
今回は同じ思いで捨てるのをためらっていた、初老の友人男性のお願いで小物を作ってみました。
捨てるはずだったものは「パジャマ」です。
肩周辺や背中の生地など、所々が擦れてほどけたりしています。
おじさま、ワンちゃんのロゴ刺しゅうがお気に入りです。なので捨てるのを悩んでいたとの事です。
これをリメイクすることにしましょう!ただ、ロゴ付きの中古品には気を付ける事があります!
今回はリメイク時の注意事項も記載しておきますので参考になればと思います。
まずは、注意事項を簡単にご説明します。
ブランドのロゴ利用には注意が必要
リメイクで気を付けないといけないのは【ブランドロゴは売ってはいけない】ということ。というより使わない方が無難だと個人的には思っています。トラブルは避けたいですよね。
あとは、ロゴをちょっといじって「正規品ではないです、パロディ商品ですよ~」って言って売るには良いと言われていますが、それもどうでしょう。
触らぬ神に祟りなし?が良いかと思います。
聞くと、正確にはブランドのロゴ入りの物を作り変えたりロゴを利用して売ったりする場合は気を付けてと。
最悪、逮捕になる事もあると言っていました。
細かく知らないと怖いですね。
なので、使わないのが一番いいですよ、ということです。
オリジナルで作っちゃうのが一番です。
そして、商品には商標権や著作権があって、それの侵害というものがあります。
商標権でいうと、登録を受けた商標(目印、しるし等)に生じる権利です。
「この商品は私のよ」「うちの会社ですよ」のような。
きちんと届けて保護されているロゴや文字などですね。
じゃあ、権利が取れて無ければいいかって?いちいち権利をとっているのかなどを調べるのは手間ですよね。
もし仮に商品にロゴが無いにしても、
・中古品を買う → ・リメイクする → ・売る→ ・利益を得る
だとすると、今度は古物商許可証が必要になります。
これを持っていないとまた裁かれる事になります。
そして古物商許可をサクッとご紹介すると、
●利益目的で中古品を仕入れて(買って)売る ●中古品を代理で売って利益をもらう ●価値が同じ物どうしで中古品を物々交換する ●中古品を買ってそれを貸して利益を得る ●中古品を直し売って利益を得る ●中古品の一部 部品を売る ・・・ほか |
結局、利益をもらう場合は気を付けた方がいいという事ですね。
今回の場合は、仕入れではないし、初老の男性もご自分で使うためのリメイクなのでロゴがあってもOKです。
もう一つ言うと、自分のいらなくなった物を売るのは古物商の許可はいらないです。
結構いろんなケースが多くてややこしいので、とりあえず古物商許可証はもっておいた方が無難かなぁって思います。
※古物商について分からない事など、管轄の警察署で教えてくれます。地域によりますが、できれば警察署へ出向いた方が親身に対応してくれます。 |
それでは前置きが少し長くなりましたが、早速作っていきます。
お気に入りの服を復活させる【リメイク】
まずは生地の全体を見て、使える面積から何が作れるか想像します。その後、使う部分をカットしていきます。
そして、一番大事な「犬のロゴ」をどう使うか、これも想像します。
ボーダー生地の縫い合わせラインは揃えて
何を作る決めたら必要な生地をカットして準備します。
今回は面積的にも【ペットボトルのホルダー】に決定しました。夏でも冬でも使えますのでこれがいいという事になりました。
大まかな材料はペットボトルのホルダーなので、生地と保温保冷シートです。
また、生地がボーダー柄なので縫い合わせる時に ラインをきちんとそろえた方が良いですね。
内側は保温保冷シート、外側がパジャマ。
縫い合わせていきます。
柄も気にしながら縫い進みます。
縫い合わせ後の【フチ部分】はロックミシンでほつれ止め+強度増しをします。
ロックミシンの糸取物語BL69WJでカットしながら進んでいきます。
糸取物語BL69WJ
Yahoo!ショッピングで「ロックミシンBL69WJ」を検索
とってもきれいな仕上がりですね。
次は持ち手も付けたいので、丸カンとひもテープで吊り下げ用の元の部分を縫い付けます。
上の絞りの部分から中をのぞくと こんな感じですね。
ボトルの首部分を絞るので、ヒモを通します。ヒモ通しを使うと楽ですよ。
ひも通し
持ち手部分にパジャマの余った生地も盛り込んでみました。意外とオシャレになりましたね。
ご希望の「ワンちゃんロゴ」もちゃんと健在です。
この子、犬種はなんでしょうね~
かわいいです。
さっそく持っていったら喜んでいただきました!
良かった 良かったです。